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ガーデニング基礎知識~土について

      2016/01/19

土・肥料・鉢は植物にとっての住・食・衣

植物が健全に生育し、立派な花を咲かせたり実をつけたりするには、土が大切な働きをします。人の生活の「衣食住」に例えれば、
「衣」は鉢やプランターなどのコンテナ(容器)類、「食」は栄養源としての肥料、「住」は土ということになります。
では、土の中で働いているものは何でしょう。タネをまくと、芽が出る前にまず根が出ることをご存じでしょうか。植物の生育は根から始まり、根が健全でないと、花も咲かなければ実もなりません。つまり、ふだんは目に見えない地味な存在ながら、住まい(土)の中の主役はほかならぬ根であり、食(肥料)、衣(鉢)についても根を抜きにして語ることはできないのです。そこで、なにはともあれ。根の働きぶりを最初に見ておきましょう。

植物を支える屋台骨

家を建てるときは基礎工事がしっかりしていないと、地震や台風などに耐えられません。同様に、植物も最初にしっかりと土に根を張らないと、茎・葉・花などが健全に生育しません。つまり、根は目に見えない土の中で地上部を支えている、植物の屋台骨なのです。植え替え、植えつけ後、根は地上部を支えるために、水や養分を吸収しながら、猛スピードで伸びていきます。その速さはトマトの例では、2か月後に深さ80呷幅110mにも達します。しかし、これは土の条件がよい場合で。過湿や多肥料にすると、地上部は大きく育っても、ひ弱な植物になります。

水や養分を吸収するメカニズム

植物は葉に日光が当たると、葉の表面の気孔を開き、葉の中の水分を空気中に吐き出します。この蒸散作用の結果、植物体内の水分が不足し、それを補うために根(根毛)から水を
吸い上げる力が生まれる仕組みになっています。養分の吸収も同じ仕組みで、水に溶けた状態になったものを根から吸収します。そのため、固形の化学肥料や有機質肥料を施しても、そのままでは吸収されず、吸収するまでに時間がかかります。逆に、水に溶かして使用する液体肥料は、施すとすぐに吸収されます。

生育に適した温度

棣物の生育適温は、一般に18~25℃といわれています。そのため、土の温度が高い夏や、逆に低い冬などは、養分の吸収が悪くなります。夏や冬は肥料を控えめにし。施す場合も薄くして施します。特に夏は鉢やプランター内の温度が高くなりすぎないように、直射日光が容器に当たらない工夫や、照り返しを防ぐために容器の下に人工芝などを敷くのも効果的です。

土の中はどうなってるか

土の中をのぞいてみると、土や砂の粒の部分があり、粒と粒の間にはすき聞かあります。このすき間には。水と空気が含まれています。粒の部分を「固相」水の部分を「液相」空気の部分を「気相」といい、あわせて「土の三相」といいます。植物によい三相の比率は、固相40%、液相30%、気相30%とされています。赤玉土に腐葉土を3~4割混ぜた土が、ほぼこの比率になります。

よい土の条件とは

1.通気性がよい

よい土の条件のなかで最も大切なのは、通気性です。根は空気(酸索)を吸って、二酸化炭素を出しています。土が詰まって土の粒の間にすき間がないと、新しい空気が土の中に入らず、二酸化炭素が残って根が窒息し、根腐れを起こします。手っとり早く鉢土の通気性を改善するには、通気性の高いパーライトや腐葉土などを混合します。また、通気性のよい土は、いい換えれば乾きやすい土です。鉢土を乾きやすくするには、いくぶん鉢土の量を少なくします。植え替えのときなど、大きすぎる鉢に替えると根張りが悪くなるので、一回り(直径で3m)大きくを目安にします。花壇苗などには。深鉢は避けましょう。

2.排水性がよい

新しい水には、酸素の多い空気が含まれています。水やりの主な目的は、新しい水を「鉢底から流れ出るまでたっぷりえ、古い空気と新しい空気を入れ替える」ことです。ところが、与えた水が鉢土の表にしばらくたまっていたり、鉢底にとどまっているようでは、水や目的が果たせず、根の生育が悪くなります。水はけをよくするには、まず鉢やプランターの底にゴロ土を入れます。用土はみじんの少ない、粒子サイズがなるべく均一なものを使用することです。みじんが多い用土は、水やりのたびに底にみじんがたまって水はけが悪くなり。根腐れの原因になります。

3.保水性がよい

排水性がよいといっても、川砂のように石の粒では、与えた水が粒子に吸収されないため、すぐに乾いてしまい、根先が乾燥して植物が傷みやすくなります。排水性と保水性は相反する性質ですが、用土の配合はこのバランスが大切で、適度に水分を含む必要があります。ベランダなどの乾燥しやすい場所では、保水性を高める効果のあるバ-ミキュライトを混ぜるとよいでしょう。腐葉土などの有機物を配合しても、鉢土の保水性は改善されます。水やりのタイミングは「鉢土の表面が乾いてきたとき」ですが、これは水やり時に鉢土に残った水の量が30%ほど減少したときです。シクラメンの試験結果では。この程度に水の量が減少したときに水を与えると、最も根の生育がよいとされています。

4.保肥性がよい

せっかく施した肥料が水やりや雨で流されてしまっては。困ったものです。土が肥料を保持する力を保肥力といいますが、それでは。保肥性が高いといわれる赤玉土と低い砂とは、どのように違うのでしょうか。簡単にいえば、肥料成分をつかむ手の数が違うのです。赤玉土は多くの手が肥料成分をつかまえて保持し。根が肥料を求めてくると手から離して渡す働きがあります。このように保肥力がすぐれた土では、肥料が植物に穏やかに効率よく効きます。ただし、赤玉土、鹿沼土などの火山灰土はリン酸を吸着して離さない性質があり、リン酸の効きが悪いのが欠点です。鉢土の保肥性をよくするには、腐葉土やバーミキュライトを混合します。また、肥料は液体肥料だけだと水とともに流亡しやすいので、緩効性化成肥料などを元肥に施します。

5.重すぎず、軽すぎず

用土にはそれぞれ重さ(比重)がありますが、鉢土があまりにも軽いと、植えつけ直後の株は水やりのつど動き、根の生育が悪くなります。これは、さし木などをした場合。発根したかどうかを確かめるため何度もさし穂を抜いてみて、さし穂をだめにするのと同じことです。一方、重すぎる鉢土はみじんが多く、通気性が悪いため。これも根の生育にはよくありません。一般に、培養土の適度な重さは、―口当たり400~600gです。これを目安に、重いと落ちる危険のあるハンギングバスケットなどはより軽く、大きくて草丈のある植物は株が倒れないようにより重くと、ケースバイケースで重さを調節することです。

6.酸性にもアルカリ性にも偏らない

植物によって、生育に適した土の酸度(ph値)は異なりますが、一般に弱酸性(ph5.5~6.5)が最適とされています。アルカリ性が強いと、根から養分としての微量要素が吸収されにくくなり。逆に強い酸性になると。根の生育障害を起こすこともあります。市販の培養土は弱酸性ぐらいに調整されているのが普通ですが、なかには未調整のものもあります。また、鉢やプランターで栽培に使った土や畑土などは。かなり酸性化が進んでいることがあります。疑わしい場合は土壌酸度計で同値を調べたうえで。酸性の土は石灰類。アルカリ性の土はピートモスを混ぜて調整します。薬局などで売られている硫黄華もピートモスと同様に使えます。使用量は。土1リットルに1グラム、庭や花壇では1㎡に100gを目安とします。

簡単に用土をブレンドするためのアドバイス

1.マイブレンドの効用

単体用土を自分で配合する「マイブレンド」から、「インスタント」というべき市販の培養土へ人気が移っている昨今です。「マイブレンドは時間も手間もかかって大変」というわけですが、忘れてならないのは、市販培養土は品質のよいものから悪いものまで幅があり。同じ製品でも袋ごとに品質が異なる場合もめることです。また、決まりきったブレンドですから、植物ごとの生育条件や栽培環境の違いにも対応できません。だから植物の生育に悪影響が出やすいことはインスタント食品を摂取しすぎる匕卜が健康を害しやすいのと同様です。その結果、はじめからやり直しとなれば、どちらが大変かわかりません。一方、マイブンンドなら同じ植物には、いつも同じ土を用意できます。そのため植え替えなどの作業が簡単なうえ、水やりなどの管理が一本化できるので、失敗も少なくなります。最初に必要な用土を買いそろえブレンドする手間さえ惜しまなければ、あとの栽培は楽で植物の生育のためにもなります。やはり、土づくりの王道はマイブレンド。便利なインスタントは、時と場合に応じて使うことにしたいものです。

2.初級の基本ブレンド法はただひとつ

マイブレンドといっても少しも難しく考える必要はありません。鉢用土の基本的なブレンド法はただひとつ、「赤玉土7~6+腐葉土3~4」です。このブレンドは赤玉土の通気性、排水性、保水性を腐葉土でさらに改善したもので、固相、気相、液相がほぽ同じになり、かなり多くの草花や鉢花を栽培することができます。数字に幅がある理由は、赤玉土のみじん抜きをすれば。排水性がよくなるので腐葉土を減らし、みじん抜きをしなければ、腐葉土を多めにする。また、草ものは「6+4」で木ものは「7+3」がよいというほどのことです。また、植物の種類、水やりが多めか少なめか、鉢の大きい素焼き鉢かプラスチック鉢か、などによって多少比率が変わります。しかし、園芸1年生や忙しくてあまり手間暇をかけられない人は、細かいことは無視してこの公式で栽培すれば、たいていの植物は大過なく育ってくれます。ただし、鉢底にゴロ土を入れるなどして水はけをよくします。これは点数をつければ70点のブレンド法ですが、50点以下の失敗はないのがミソです。がんばってくださいね^^

参考文献:土・肥料・鉢 別冊趣味の園芸

 

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