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ガーデニング基礎知識~宿根草♪

   

宿根草とは

宿根草とはどんな植物で、具体的にどんな種類があるのでしょうか。まずは基本的な宿根草の性質を紹介します。開花後、地上部の葉や茎枯れても、地中に根が残り再び成長する植物が宿根草。馴染みのあるものではギボウシ、シュウメイギク、アカンサスモリスなどがあります。冬も地上部が枯れずに、成育し続ける多年草も宿根草に含む場合があります。アガパンサス、クリスマスローズ、ツワブキ、シロタエギクなどが代表的です。冬に暖かい場所では、宿根草の地上部が枯れずに多年草となる場合もあります。
それに対して、一年草や二年草と呼ばれる植物は、1年または2年以内に開花・結実して枯れてしまう植物です。種をまいたり、苗を植えないかぎり宿根草のように、毎年花を咲かせるわけにはいきません。また、葉や茎、根の一部が肥大して養分を蓄える球根類も、広くは宿根草として扱われます。

宿根草の役割

庭づくりにはなぜ宿根草が大切なのかというと宿根草は毎年同じところに同じ花を咲かせます。また、開花期以外でも長く葉や茎の緑が楽しめます。これに対し、一年草や二年草は開花期や葉の生い茂る時期が限られているので、「今年はこれ、来年はあれ」と花づくりを楽しむのに向いています。つまり、宿根草と一・二年草とでは、庭で果たす役割が違うのです。例えば、宿根草は半日陰などあまりよくない環境でも育つ種類が多く、しかも丈夫なので、一年を通して庭を構成するレギュラーメンバーにできます。また、花だけでなく、バラエティ豊かな葉もデザインの要素として楽しめます。宿根草には、人間の背丈より高くなるものから地を這うものまであります。また、葉の形もさまざまです。

宿根草の種類

ここでは代表的な宿根草を形態別に紹介します。草丈が高いすらりとした直線的な姿で、美しい花をもつ宿根草は、イギリス式ボーダーガーデンでは主役として後列に配されます。例えば、セージ類、ジギタリス、デルフィニウム、アイリス、エリンジウム、アーティチョーク、などがボーダーの花形です。草丈も高いけれど横への広がりや全体のボリュームを見せてくれるクジャクソウ、カスミソウ、ガウラ、ルドベキアなどは、形の違うかたまりの間で緩衝役を果たします。これらも、ボーダーガーデンを構成する際には不可欠です。そして草丈が小型や中型くらいでボーダーガーデンの前列、中列に配されるのが、ゲラニウム、エリゲロン、宿根ネメシア、ナデシコ類、カンパニュラ類、ストケシア、ヒューケラ、ベロニカ類、ペンステモン、ミヤコワスレ、オダマキなどがあります。宿根草グラウンドカバーとは、文字通り「地を這う植物の総称で、主な植物と植物の間やその足元の地面を緑で埋めてくれます。生育の仕方はさまざまで地をはって横に広がるもの(アジュガ、宿根バーベナなど)、高低差があれば垂れ下がるもの(ツルニチニチソウ、グレゴマなど)、芝生のように広い面積を這うもの(シバザクラ、メキシコマンネングサ、タイムなど)があります。また、色味でアクセントになるもの(リシマキア、ラムズイヤーなど)や、ほかの植物を引き立てるもの(ツワブキ、クリスマスローズなど)、日陰を明るく見せるもの(シロタエギク、リボングラスなど)と庭で果たす役割も多種多様です。いずれせよ裸地を這うことで雑草の繁茂を防ぎ、保湿効果で地面の乾燥を防ぐので、ほかの植物にもメリットがあります。日陰で狭く、植物を植えるには申し訳ないような場所でも元気に育ってくれる種類が、グラウンドカバーに使う宿根草にたくさんあるのもうれしいことです。スペースに余裕がない場所で植物を楽しみたい場合は、ツル性の宿根草をフェンスや外壁に絡ませて使うといいでしょう。ツル性植物には、常緑の夕イプと落葉するタイプがあります。一種類にこだわるのでなければ、花期の違う数種類のものを植えたり、常緑と落葉のものを組み合わせるのもベターです。その場合でも注意したいのは、ほかに比べてより成長が早く勢いの強い種類があること。アイビー類、ジャスミン類がそれで、ほかの植物と組み合わせるときは、株数を少なめに抑えましょう。花の美しさではクレマチス、スイカズラ、ヤマホロシ、などは是非取り入れてみたいものです。

自分の庭の環境を知る

宿根草をはじめ、どんな植物でも、適した環境でなければ丈夫に育ちません。まずは、自分の庭の環境を知り、そこに適した宿根草を知りましよう。植物選びは自分の庭の日照の観察からです。日本の住宅事情では、周囲の家との関係で、南向きに建てられていてもあまり日当たりのよくない家があります。また、昼間勤めに出ている方は自分の家の日照を観察したことがなく、日陰だと思っていた場所に意外とよく日が当たっていた、などということもあります。一般的に一日中よく日の当たる所を「日なた」、建物や樹木の陰になって日の当たらない場所を「日陰」、その中問で一日のうち何時間かは日の当たる場所を「半日陰」といいます。植物にはそれぞれ適した日照条件があり、日なた向きの植物が日陰で育てられると病気になりやすかったり、花が咲かなかったりします。逆に、日陰向きの植物を日なたで育てると、葉やけしたり、枯れてしまうこともあります。そうした適性は、あらかじめ園芸店の人から聞いておきましょう。そして見落としやすい土質のチェックも庭の植物の成長に深く関わります。土の性質は庭づくりの前に調べるのがベストですが、栽培中でも疑問に思ったらチェックしましょう。酸度を調べるには酸度計や試薬、酸度シートなどがあり、いずれも園芸店、ホームセンターなどで売っています。その土地に従来から生えている雑草の種類によっても、上の性質を知ることができます。オオバコ、クローバー、スギナ、ヨモギ、タンポポ、ゼニゴケなどが生えていればその土地の酸性度は強く、ハコペ、ナズナなどなら、中性に近いといえます。日本は火山が多く、土にに硫黄が含まれているので、酸性土が主流です。ギボウシ、スズラン、シャクナゲなどが酸性土壌で元気よく育ちます。ところが、ヨーロッパを原産とする草花のほとんどは弱酸性から中性を好みますので酸性土を弱酸性か中性にかえるには石灰(苦土石灰)を混ぜて土壌改良しましょう。改良がめんどくさい場合には調整培養土がおすすめです。ただ庭全体を培養土にすると費用がかなりかかるので植えたい植物に合わせて部分的にすると良いでしょう。排水も植物にとって重要なんで、水はけが悪い場合は排水用の溝を掘ったり、盛り土にして水はけをよくします。また、地下に排水管などが通っていて、植物の根がよくまわらない場合もありますので不安ならプロに調べてもらいましょう。

宿根草の選び方

つくりたい庭のイメージに合わせて宿根草を選ぶには、ます花の色を考えましよう。ひとつひとつの花の色よりも、庭づくりには、全体のバランスを考えることが大切です。
宿根草の花の色配合を考えるの基本的な組み合わせ方は、初心者におすすめなのが、全体を同系色の花でまとめる方法。品よく落ち着いた雰囲気になります。ひとくちに白、青といっても、色の幅があります。ホワイトガーデンとかブルーガーデンにも、バラエティ豊かな同系色の花が混植されています。図鑑やカタログからではなく、自然の色の構成を学ぶことをおすすめします。花は緑の中でどの程度目立つか、どこまでやると不自然かを身をもって知ることができるからです。次に葉の形・色に着目します。宿根草の葉の形は、大小や長短だけでなく、丸いもの、ギザギザに切れ込んだもの、糸状のもの、カールしたものなど多様です。これに厚さ、薄さ、ツルツル、ザラザラといった質感も実際には目に入るわけですから、宿根草の葉がもつデザイン上のボキャブラリーは限りないといえます。さらに、成長した株全体のフォルム、こんもり丸い、しなやかに揺れる、つんつん尖る、からまる、しだれる、暴れるといった、離れて見た視覚的印象も重要なデザイン要素です。例えば、ギボウシは木陰など半日陰で葉の美しさを発揮します。丈、形、色に多くのバリエーションをもつためデザイン的にも重宝します。アカンサスは花も葉ものびのびと大きく育つので、花壇のポイントとして使うことができるでしょう。なかなか選ぶのが難しい場合はプロに相談するとよいでしょう。

宿根草の活かし方

宿根草は一年草に比べ、日陰に適した種類が多いので、シェディガーデン(日陰の庭)でも大活躍します。クリスマスローズ、ハギ、アガパンサス、ユリ、アスチルベ、スズラン、シュウメイギクなどは爽やかな花を楽しめ、ギボウシ、アカンサス、コクリュウ、ユキノシタ、ツワブキなどの葉物はさまざまな色と形を楽しめますJこれらの植物は、華やかさを求めるメインの庭とは違い、しっとりと落ち着いた味わいにコーディネートするのに適します。植物を繁茂させるわけにはいかない、家の裏手に至る小道などには、グラウンドカバー的な宿根草、あるいは花か葉を楽しむ宿根草を2~3株植えてみましょう。花ならミヤコワスレやシャガ、花色の多いオダマキなど、葉物なら小型で淡い緑色の細葉のギボウシやシダ類、紫や斑入りのアジュガ、黒葉のコクリュウ、とにかく丈夫なタマリュウなどが適します。日当たりのよい庭では目立たない植物がここでは重要な役割を果たします。

 

参考文献:すてきなガーデンデザイン500

 

 - ガーデニング, キッシーのブログ

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